紫外線吸収剤と散乱剤


日焼け止めは大きく分けて、紫外線吸収剤配合のものと、吸収剤が入っていない紫外線散乱剤の日焼け止めに分かれます。
紫外線吸収剤は、読んで字のごとく、紫外線を吸収する薬剤です。この薬剤が、肌のトラブルを起こすことがあります。一方、紫外線散乱剤は、陶土や酸化亜鉛などの金属が、肌の表面で鏡のような働きをしてくれて日光をはね返します。こちらは薬剤ではないので、かぶれることも非常に少ないです。使われている金属の表面をシリコンでコーティングしているものもあり、直接には肌に触れないような配慮のなされているものも出ています。

ただ、散乱剤は肌に膜を作るため、不自然に白くなり、粉っぽい感じになるのが欠点といえます。以前のものよりも改善されてきてはいますが、SPF値が上がるほど、白くなります。
季節と肌の状態、屋外での活動状況により、日焼け止めの種類を選ぶといいでしょう。海水浴には、2、3回で1本を使い切ってしまう覚悟で、吸収剤入りのSPF50にして、重ね塗り厚塗りをすると、かなりの紫外線の影響を防ぐことができます。家で一日中過ごす日には、散乱剤入りのSPF20を使うなどして、肌をいたわることも大切です。
他に、紫外線を通しやすい綿などの生地への、衣類用のUVカットスプレーなどもあります。洗濯することにより、紫外線を通しにくくする洗剤も見かけたことがあります。SPFウォーターといって、水で落ちてしまうほどの非常に落ちやすい日焼け止めもあります。こちらはSPF10くらいでしたが、小さな子供にマメにつけるには、とても使いやすいものでした。